信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

美ケ原高原
美ケ原高原

入笠山
入笠山

上高地
上高地

上高地 パネル展示
上高地 パネル展示

槍ケ岳観光4代目社長
槍ケ岳観光4代目社長

白馬大雪渓、不意に落石 長雨や少雪影響し多発
2020/07/30 11:04
YAMA2020073001378501.jpg

 北アルプス白馬岳(2932メートル)への主要登山道となっている白馬大雪渓で、長雨や少雪のため落石が起きやすくなっている。22日には群馬県の女性(48)が落石の破片で頭をけがする事故があり、ちょうど大雪渓を登っていた記者も怖さを実感。過去には死亡事故も起きており、大町署などは細心の注意を呼び掛けている。

 白馬岳を目指し、大雪渓の中ほどを登っていた22日午後0時40分ごろ。谷の奥からゴロゴロと不気味な音が聞こえてきた。「大きな落石が来るかもしれない」。白馬山案内人組合副組合長の松沢幸靖さん(53)の声に従い、慌てて雪渓脇の岩が露出した斜面に逃げた。途中で止まったのか、石は確認できなかった。

 再び大雪渓上のルートを、上方に注意を払いながら登っていくと、女性が岩場に腰を下ろし、たまたま近くにいたガイドらに介抱されていた。単独で入山、大雪渓を下山中に落石に遭い、破片が頭に当たったという。さっきの音の時だろうか。幸い軽傷で済んだが、ヘルメットをかぶっていなかったという。

 大雪渓上部では、一抱えもある石が転がっていくのを見た。松沢さんによると、崩れたばかりで断面が鋭い石が多い。少し触れただけでも大けがになりかねず、ヘルメットや手袋は必携だ。雪渓上の落石は音を立てずに近付いてくることもあり、「途中で立ち止まる時も常に上方に注意していてほしい。大雪渓は山を知る人間が見ても危ない場所」と警鐘を鳴らす。

 今季は雪が少なく岩が不安定な上、長引く梅雨で融雪が進み岩が崩れやすいという。大町署は「登山前に最新情報を確認し、ヘルメットやアイゼン、ピッケルなど十分な装備で入山してほしい」としている。

写真説明:落石の音が響く白馬大雪渓。大小の石が転がっている=22日、白馬村


北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun