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浅間山「二の鳥居」
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山岳救助、機能しない恐れ 遭難男性感染疑い…「慎重な行動を」
2020/04/28 10:17
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 八ケ岳連峰・阿弥陀岳(2805メートル)近くで25日に遭難し、県警ヘリコプターで救助された都内の自営業男性(36)に一時、新型コロナウイルス感染の疑いが浮上し、陰性との結果が判明するまで2日間、救助に当たった県警山岳遭難救助隊員ら10人前後が自宅待機を余儀なくされたことが27日、分かった。県内の山岳救助でのこうした事例は初めて。

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 本格的な春山シーズンを迎えた県内山岳で、遭難者に新型コロナウイルス感染の疑いが出て、救助に当たった県警山岳遭難救助隊員らが一時自宅待機する事態になった。県警ヘリは、隊員各9人の2班態勢で運航。今回のような救助が続くと、2班とも出動できなくなる可能性もある。県消防防災ヘリは機体修理のため運航を休止中で、他県にヘリ出動を依頼する状況も生じかねない。

 同隊は大型連休前から、携帯電話などで救助要請があった場合、遭難者に体調を聞き取り、感染が疑われる場合は防護服を着けるよう準備。今回、救助を要請した男性には発熱などの症状はなかったという。県警山岳安全対策課によると、使い捨ての防護服は十分な数量がなく、症状の有無にかかわらず毎回着用するのは難しい。

 男性が入山した登山口「美濃戸口」近くの八ケ岳山荘によると今春、入山者は例年より9割ほど減っているが、25日は10人ほどが入山。都市部からの日帰り登山が可能な八ケ岳などでは今後もある程度入山すると見込まれる。

 大型連休中の登山を巡っては「日本山岳・スポーツクライミング協会」(東京)など山岳関係4団体が自粛を求める声明を発表。諏訪地区山岳遭難防止対策協会の高橋政男・山岳救助隊長は体調の聞き取りなどで「(救助隊が)すぐ助けに行けないかもしれないと考えてほしい」とし、入山する際は慎重な行動をするよう呼び掛けている。

写真説明:諏訪地区山岳遭難防止対策協会が八ケ岳連峰の登山口、美濃戸口に置いた看板。感染対策のため通常より救助に時間がかかる可能性があると注意を呼び掛けている=27日、茅野市


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