信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

御嶽山 二の池
御嶽山 二の池

浅間山
浅間山

御嶽山 王滝頂上付近
御嶽山 王滝頂上付近

北ア チングルマ
北ア チングルマ

北ア 常念小屋
北ア 常念小屋

浅間山噴火前「微小地震」増 前兆の目安か、気象庁注視
2019/09/10 11:09
YAMA2019091001230401.jpg

 8月に2度の小規模噴火を起こした浅間山(長野・群馬県境、2568メートル)で、7月末から最初の噴火前にかけて、振幅の小さな「微小地震」がやや増えていたことが分かった。気象庁浅間山火山防災連絡事務所(北佐久郡軽井沢町)が9日の定例説明会で明らかにした。8月の噴火は目立った予兆がなく、同事務所は「前兆が判明したわけではない」とした上で、微小地震の増加が前兆を捉える一つの目安になる可能性があるとしている。

 8月7日と同25日に発生した噴火は、火山性地震の急増といった従来の予兆が見られなかった。いずれもマグマの熱で地下水が水蒸気になって膨張する「水蒸気噴火」とみられる。同庁は当面、微小地震を注視する考えだ。

 同事務所によると、通常は、火口から約2キロの同庁の観測点「石尊(せきそん)」を基準に、一定以上の振幅を火山性地震として数えている。8月の噴火の前兆を調べる中で、火口から約1キロの同庁の観測点「前掛西(まえかけにし)」で、火山性地震に数えない微小地震の増加が観測されていたことが判明した。

 8月の2回の噴火前は、火山性地震のうち低周波の地震も急減した。同庁によると、マグマやガスが通る「火道」が岩などでふさがると、逃げ道を失った水蒸気の圧力が高まる一方、低周波の地震が観測されにくくなる。微小地震は、ガスなどが逃げ道を探している際に発生した可能性が考えられるという。

 微小地震は今年、1日当たりおおむね10回以下で推移していたが、7月末以降は複数日でそれを上回った。詳しい日数や回数は精査中という。同事務所の北川賢哉所長は火山性地震や火山ガス放出量などのデータを総合的に見極める必要があると強調しつつ、「今後もこういった傾向が見られれば、水蒸気噴火を予測する有効な目安になる可能性がある」と述べた。

 8月の火山性地震の総数は、7月から620回減の537回。今月6〜8日は各日に10〜24回観測、このうち低周波地震は同9〜21回だった。


北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun