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北ア 涸沢
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上高地
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御嶽山
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北ア 焼岳小屋
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学校登山、見守りシステム 公立諏訪東京理科大が開発
2019/07/17 11:04
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 茅野市の公立諏訪東京理科大は16日、同市永明中学校の協力を得て、学校登山の見守りに役立つシステムの実験を始めた。遠距離通信が可能で消費電力も少ない無線通信技術「LPWA」を使い、教員が携行する小型送信機で3分おきに位置情報を発信。経路をスマートフォンやパソコンの画面に表示する。実験で課題を洗い出し、機器を改良。2020年度中の実用化を目指している。

 開発を担当した同大地域連携研究開発機構の小林誠司特任教授(61)によると、スマートフォンのGPS機能でも位置情報を把握できるが、通信環境が悪いと山中で使えない場合があり、LPWAを導入した。小型送信機は市役所に設置された受信局に緯度と経度の情報を発信。体調不良や遭難で生徒らの歩みが止まったり、別行動をしたりした場合に現在地をただちに特定できる。

 永明中2年生約120人は16日早朝、八ケ岳連峰の硫黄岳や根石岳を登るため麓を出発。引率の教員らが小型送信機4個を携行し、小林特任教授は同大キャンパスで問題がないかどうか確かめた。生徒らが17日に下山するまで実験を続ける。

 システム開発は産学官連携で市内のものづくり産業のブランド化を目指す市の委託事業の一環。市内の企業14社が参画し、昨年度に始まった。同市北部中の協力を得て昨年9月と今月上旬にも実験したが、結果はおおむね順調という。実用化すれば市内外で行われている学校登山の見守りに役立ててもらう考えで、小林特任教授は「地域の役に立ってほしい」と話している。

写真説明:登山道を歩く生徒らの位置情報を3分おきに映し出すモニター画面=公立諏訪東京理科大


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