信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

学校登山の見守り
学校登山の見守り

御嶽 学校登山再開計画
御嶽 学校登山再開計画

御嶽山 開山祭
御嶽山 開山祭

北ア夏山常駐パト始動
北ア夏山常駐パト始動

信大山岳会
信大山岳会

夏の御嶽5年ぶりの頂 噴火後初、規制を解除
2019/07/01 15:00
YAMA2019070101195401.jpg

 木曽郡木曽町が1日、御嶽山頂直下の登山道約600メートル区間の立ち入り規制を解除した。2014年9月の噴火災害後初めて、夏山シーズンに山頂の剣ケ峰(3067メートル)まで登れるようになった。立ち入りを規制するロープのある二ノ池近くの分岐点では、解除前から登山者が待機。午前9時半の解除とともに一斉に山頂へと向かった。

 この日の分岐点付近は雨こそ降っていないものの、ガスが広がり強い風が吹いていた。視界は周囲の山々が若干見える程度。解除予定時刻とした午前10時より45分以上前から団体客ら登山者が集まったため、町職員が同9時半に「こんな天気で体も冷えますから(解除を)30分早めます」と説明。町委嘱の御嶽山安全パトロール隊の隊員が立ち入り禁止の看板を取り外した。

 規制のあった分岐点から山頂までは、ゆっくり歩いて30分ほど。登山道沿いには、14年9月の噴火の際に噴き出したとみられる噴石があり、所々に火山灰も残る。時折晴れ間ものぞくようになった中、山頂では到着した登山者らが慰霊碑に手を合わせたり、写真を撮ったりしていた。

 日本百名山登山に挑戦している千葉県佐倉市の出頭(しゅっとう)晃二さん(72)は「(御嶽山に)ずっと来たかったが、5年間来られなかった。やっと登れてうれしい半面、行方不明者のことを思うとなんとも言えない複雑な気持ち。(夏山期間中の規制解除が)地域の復興支援につながってほしい」と話した。安全パトロール隊隊員の田代修司さん(39)は「御嶽が活火山であることを踏まえ、いざというときのために、ヘルメットなど身を守る準備を整えてから登ってほしい」と、登山者を見守りながら強調した。

 木曽町は、山頂部へのシェルター(退避壕(ごう))設置などの安全対策を講じた上で昨年9〜10月に13日間、この区間の規制を解除。今年は県などと6月24日に現地を点検し、今季の規制解除を決めた。期間は10月16日まで。ヘルメットの持参を呼び掛けている。同郡王滝村は、9月に王滝頂上(2936メートル)まで登れるようにする目標を掲げ、シェルター設置などを準備中だ。

 一方、木曽おんたけ観光局(木曽町)は1日、御嶽山の開山式を王滝村のスキー場「おんたけ2240」で開いた。両町村の商工・観光関係者らが登山シーズン中の安全を祈願した。

写真説明:被災した建物などが残る御嶽山頂付近。規制解除初日から多くの一般登山者が訪れた=1日午前10時17分


北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ

信州山小屋ネット


掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます
© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun