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御嶽山 二ノ池山荘
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志賀高原
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霧ケ峰
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上高地 閉山式
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松本 上映会
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御嶽山の二ノ池山荘運営 関係者ら合同会社設立
2018/12/07 11:13
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 2014年に噴火した御嶽山山頂部にあり、今秋に建て替えが終わった木曽郡木曽町所有の山小屋「二ノ池山荘」(旧二ノ池本館)の運営を担おうと、御嶽山の山小屋関係者らが合同会社を設立した。町は10日開会の町議会12月定例会に同社を指定管理者とする議案を提出する。新しい山小屋は山頂付近の火山防災拠点にもなる。関係者はこれまでの山小屋運営の知恵を出し合い、もり立てていく考えだ。

 二ノ池山荘は、火口から約1キロ離れた二ノ池(標高約2900メートル)の横にある。14年の噴火時は多くの登山者が避難し、小屋のスタッフが下山を誘導した。当時は住民による管理組合が所有、運営していたが、噴石で屋根が損傷し、老朽化もあって再建のめどが立たず、町が譲り受けて17年に建て替え工事を開始。防弾チョッキに使われる「アラミド繊維」で噴石対策もし、今年10月に完了した。

 新たな山小屋は木造2階建て、延べ床面積は約460平方メートル。約70人が泊まることができる。町は来年7月初旬の運営開始を目標にしている。

 合同会社は、管理組合や同町の黒沢口登山道沿いにある山小屋の関係者も加わった10人が出資して設立し、社員にもなる。旧二ノ池本館で支配人を務めた小寺祐介さん(38)も社員の1人。「御嶽山の中で標高が最も高い場所にある山小屋で、防災の拠点にもなるため注目度が高いと思う」とした上で、「議会が認めてくれれば、責任感を持って現地でまた働く」と意気込む。黒沢口登山道沿いの山小屋関係者も「御嶽山のことを知っている地元のわれわれが協力し合って運営を支えていきたい」と話した。

 指定管理者としての指定期間は来年1月から2年間を予定。12月定例会で町議会から了承されれば、町は会社側と協定を結び、指定管理料なども協議するという。

写真説明:建て替え工事が完了した二ノ池山荘。右が二ノ池=10月22日、木曽町(木曽町提供)


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