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上高地 閉山式
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松本 上映会
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未踏ルートでヒマラヤ挑戦 信大山岳会OBら来春
2018/11/11 11:38
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 信州大山岳会のOBらでつくる信大学士山岳会が来春、信大創立70周年に合わせ、ネパール・ヒマラヤのヒムジュン(7092メートル)に、西稜の未踏ルートから初登攀(とうはん)を目指す。松本市で10日に開いた総会で決めた。隊長は世界的な登山家の花谷泰広さん(42)=山梨県北杜市。現役学生1人を含む20代4人が共に挑戦する。花谷さんは「ヒマラヤ遠征の経験を次世代につなげるきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 ヒムジュンは、中国国境に近い「ペリヒマール山群」にあり、同じ山群の五つの7千メートル峰で学士山岳会が唯一、登頂していない山だ。他のギャジカン(7038メートル)は1994年、ラトナチュリ(7035メートル)は96年にともに初登頂。ネムジュン(7139メートル)は2009年の信大創立60周年に合わせた遠征で西壁の初登攀に成功し、ヒムルンヒマール(7126メートル)にも登っている。

 今回の遠征は来年4〜5月の約50日間。高所順応のためヒムルンヒマールに登頂後、南側に位置するヒムジュンに、西稜から初登攀を目指す。ヒムジュンへの登頂後にヒムルンヒマールに縦走する計画も浮上している。

 隊長の花谷さんは12年、ヒマラヤにあるキャシャール(6770メートル)南面ルートの初登攀に成功。世界の優れた登山家に贈られる「ピオレドール(黄金のピッケル)賞」を受賞した。今回挑むヒムジュン西稜について「決して易しくない。海外遠征の経験が少ない若手にとって大きな挑戦になる」としている。

 唯一の現役学生、小山悠太さん(22)=大町市出身、理学部4年=は、松本県ケ丘高校(松本市)山岳部で山に魅せられ、信大山岳会に入った。「憧れの先輩に学びながら、気持ちだけは負けないようにしたい」と張り切っている。

 このほか信大創立70周年に合わせた事業では、パキスタンのカラコルム山脈にある未踏の大岩壁に挑む遠征隊を予定。中高年の隊員らが、OBの追悼などを目的にしたヒマラヤでの記念トレッキングを計5コース企画している。

 学士山岳会の藤松太一会長(68)=上田市=は「先人が築いてきた歴史を踏まえ、創立70周年にふさわしい内容になった。学士山岳会の実力を発揮したい」と話している。


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