信州山小屋ネット~朝日に染まる白銀の山々(大町市の山岳博物館から)

県警救助隊 結隊式
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上高地
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北アの展望写真寄贈
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上高地 徳沢園135年史
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燕岳テント場
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元美容師、山小屋で奮闘 北穂高小屋に転職
2018/08/23 10:08
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 北アルプス北穂高岳(3106メートル)山頂近くにある北穂高小屋で、元美容師の井(い)心愛(むねあき)さん(38)=熊本県出身=が今季から働いている。登山を趣味としながら熊本市内の美容室で16年間働き、副店長も任されたが、店長昇格の話が持ち上がった際、「忙しくて山に行けなくなってしまう」と転職。小屋の掃除や食事の準備に追われつつ、槍ケ岳の絶景を望む小屋のテラスで同僚の髪のカットもしている。

 11年ほど前、友人に誘われて登山を始めた。山頂に立った時の達成感に魅了され、長期休暇を利用して1人で全国の山に登った。4年前、北穂高小屋を初めて訪れ、眺望やスタッフの接客が印象に残り、山小屋の仕事に興味を持った。

 昨年、八ケ岳連峰のオーレン小屋に就職。今年、憧れだった北穂高小屋で働き始めた。高山では強い紫外線を浴びる上、洗髪やケアが難しいため髪が伸びたまま傷んでしまうことが山小屋スタッフの悩み。井さんははさみなどの美容道具一式を持ってきており、6月にカットをしてもらった同僚の女性は「槍ケ岳を見ながら切ってもらえるなんて最高のぜいたく」と喜ぶ。

 険しい山頂近くにある北穂高小屋では落石などでけがをした登山客を見掛けることもあり、登山客の体調や装備などを注視しながら声を掛ける。「お客さんの雰囲気や気持ちを読み取って接客する美容師の技術は生かせている。多くの人に山を楽しんでもらえるように支えたい」と考えている。

写真説明:ヘリコプターで荷上げした荷物を小屋に運ぶ井さん


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