県山岳高原観光課は15日、県登山安全条例で提出を義務付けた登山届が昨年度20万3868件あり、前年度より21・7%増えたと発表した。登山者数は51万5168人だった。インターネットを経由した届け出も少しずつ増えているといい、同課は「登山者の間で提出への意識が高まっている」としている。
同課によると、昨年度1年間に提出された登山届のうち、登山口に設置された登山ポストへの投函(とうかん)が16万2615件で全体の約8割を占めた。
日本山岳ガイド協会(東京)が運営するウェブサイト「山と自然ネットワークコンパス」を利用した届け出が2万3280件、県の「電子申請」の利用が1万2283件だった。