松本市は6日の市議会一般質問で、北アルプスの活火山焼岳(2455メートル)山頂近くで運営する焼岳小屋の建て替えについて、2019年度着工、完成を目指す方針を明らかにした。
新たな小屋は、1969(昭和44)年建築で老朽化が進んでいる現在の小屋に隣接させる。今の小屋と同じ木造2階建てで、延べ床面積は30平方メートル広げて100平方メートルとする計画。噴火時の噴石を防ぐため、防弾チョッキに使われる「アラミド繊維」で屋根や壁を補強する。収容人数は現在と同規模の25人。二段ベッドやカートリッジ式トイレを導入する。18年度一般会計当初予算案に実施設計費など836万円を計上している。
また、市は27年に県内で予定される第82回国民体育大会について、競技会場の施設などを選定する専門委員会を県が3月中にも設置すると説明。県教委スポーツ課は、4月以降に市町村や競技団体への説明会、希望調査を実施する、としている。
任意団体「まつもと工業支援センター」を18年度に一般財団法人「松本ソフト開発センター」に統合して機能強化する方針に関連し、市は後継法人の名称を「松本ものづくり産業支援センター」とすることも明らかにした。
写真説明:松本市が2019年度の建て替えを目指す焼岳小屋