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北アの展望写真寄贈
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山を愛した故人しのぶ 松本で250人が足跡振り返る
2017/03/15 10:18
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 北アルプス最深部の黒部川源流域で三俣山荘を経営し、昨年6月に93歳で亡くなった安曇野市の伊藤正一さんを「偲(しの)ぶ会」が、松本市のあがたの森文化会館でこのほど営まれた=写真。山岳関係者ら約250人が参列。伊藤さんの足跡を写真で振り返るスライドの上映などを通じ、山を愛し続けた故人の冥福を祈った。

 伊藤さんは戦後間もない1947(昭和22)年、三俣蓮華小屋(現三俣山荘)の営業を開始。60年結成の勤労者山岳会(現・日本勤労者山岳連盟)の創設メンバーで、大衆登山の発展に力を入れた。連盟会長の西本武志さん(76)=東京都=は「特権階級のものとされた登山(文化)を、多くの人に開いた。自然保護や登山の安全にも取り組んだ」と故人の業績を挙げた。

 偲ぶ会は、家族や近親者らによる実行委員会が主催。生前に親交のあった元東京交響楽団チェリストのベアンテ・ボーマンさんによる演奏もあった。


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