青木村田沢の自営業橋詰栄一さん(70)が、同村村松の「道の駅あおき」の休憩施設で村の風景を撮った写真を展示している。2015年に村の依頼で始め、作品を入れ替えながら続けてきた。今回は村の特産ソバ「タチアカネ」を題材にした作品13点を含む18点を飾っている。1年ほど飾る予定。
青木三山を背景に、白い花と赤い実が特徴のタチアカネが一面に広がる景色を魚眼レンズで捉えた作品や、朝焼けの下で力強く育つタチアカネを写した作品などが並ぶ。「『青木村のタチアカネ』と分かるように心掛けた」と橋詰さん。
国宝の大法寺三重塔と四季の風景を収めた4枚の力作も目を引く。橋詰さんは「青空と雲、屋根の裏側をきれいに写すために、3年がかりで撮った」と振り返る。村の景色を撮影し続け「毎日見ていると当たり前のような風景だが、春夏秋冬で全然違う」と感じている。
写真説明:タチアカネの写真を紹介する橋詰さん