そばを通して健康や地域活性化を考える催し「日本そばサミットin上田」の第1回実行委員会が28日、上田市内であった。東信地方のそば店店主らが呼び掛け、昨春から計画。サミットは11月7〜9日に上田温泉ホテル祥園(大手)や上田城跡公園のやぐら下駐車場などで開き、講演会や交流会、上田小県地域のそば店による出店を行うと決めた。
7日は、免疫に詳しい安保(あぼ)徹・新潟大名誉教授や、そばをテーマにした漫画「そばもん」の作者、山本おさむさんらに講演を依頼する予定。夜はそばを食べながら会費制の交流会を開く。8日は市内のソバ産地を回り、そば打ち体験もするツアーを実施。そば店の出店は、やぐら下駐車場にテントを並べ、仮設店舗を数店並べる。日程は未定。
サミットは2009〜11年に日本蕎麦(そば)協会が東京で、12年にはそば店店主らの実行委が栃木県鹿沼市で開いた。今回は小諸市古城のそば店社長中村利勝さん(82)が開催を提案した。全国の愛好家や一般の人に参加を呼び掛ける考えという。
28日はそば店や市の関係者ら19人が出席。実行委の会長に選ばれた中村さんは「多くの皆さんの力を借りて、中身の濃いものにしたい」とあいさつ。来年度以降は県内の他4地域で毎年順番に開く考えも示した。
写真説明:日程や内容を決めたそばサミットの第1回実行委員会