小海町は、町内のソバ作りの状況や店舗などを紹介した「小海そば物語」を町のホームページで公開している。冊子も作り、小海産のソバをPRしている。
町は、町内の遊休荒廃農地を活用しようと、育てやすいソバに注目し、2010年に本格的に栽培を始めた。町産業建設課によると、13年度は44人が携わり、町内の11ヘクタールで栽培された。夏場が暑かった影響で収穫量は前年度より約5トン少ない約3トンだった。町は品質を一定にするため、13年度に乾燥機も導入し、栽培農家が利用している。
ホームページでは、町内のソバ農家やそば打ち名人などを紹介。小海産のソバを扱っている町内の4店と都内の3店のそば店も掲載している。冊子はA4判、11ページ。200部作り、町役場や町内のそば店などで無料で配布している。
町産業建設課は「小海のような高原で採れるソバは味も良いようで、東京の製粉業者も取り扱ってくれている。今後もPRに力を入れたい」としている。町は作付けの状況など、今後もホームページを更新していく予定だ。