軽井沢町のそば打ち愛好家らでつくる「軽井沢そばの会」を中心とした実行委員会が27日、町中央公民館で「そば打ち自慢大会」を開いた。今年で8回目を迎えた新そばまつりの催しとして初めて企画。県内をはじめ東京都や大阪府など全国から30人が出場し、腕前を披露した。
出場できるのはアマチュアだけ。15人ずつに分かれ、実行委が用意した新ソバの粉と器具を使った。審査員は、軽井沢そばの会会長で実行委員長の内藤功次朗さん(72)ら5人。45分の制限時間でそばを打ち、水回し、こね方、切り方など6項目を審査した。大阪府箕面市の多鹿(たしか)雅昭さんが最高賞の町長賞を受賞した。
軽井沢町長倉の宮地正さん(72)は自分もそばを打つため興味があって見に来たといい、出場者の打ち方を見ながら「ほかの人がどうやっているのかを見ることができてよかった。皆さん上手だ」と話した。
内藤さんは「珍しい打ち方や田舎そば風の打ち方もあって非常に面白かった。参加者も観客も喜んでくれたので、来年以降も続けていきたい」と手応えを感じていた。
写真説明:審査員や来場者を前に、そば打ちの腕を披露する出場者