一面のピンク―。上伊那郡箕輪町上古田区にある約4・2ヘクタールの赤ソバ畑「赤そばの里」で花が見頃となり、多くの人を迎えている。同区は28、29日に「赤そばまつり」を開き、手打ちそばや地元農産物の販売などでもてなす。
晴天の27日は多くの観光客が訪れ、「本当に赤い」「きれいねー」と言いながら散策していた。南アルプスもくっきり見え、赤ソバの花とともに写真に収める人も。愛媛県新居浜市の主婦曽我部えり子さん(62)は「広さと赤ソバの色に圧倒される」。
地元住民でつくる「古田の里赤そばの会」が8月に種をまき、手入れをしてきた。昨年からつぼみも赤く、花の赤みが強い品種を栽培。今年は台風18号の影響で株が所々で倒れたが、花を咲かせながら再び起きたという。
まつりは両日とも午前10時〜午後3時。上古田公民館で手打ちそばの販売やそば打ち体験、赤ソバ畑の入り口で農産物販売がある。
写真説明:ピンクの花が一面に広がる「赤そばの里」