木島平村の農事組合法人が、遊休農地で栽培したソバのかりんとう=写真=を商品化した。地域のお土産になるはずだと期待している。
法人は農家5軒でつくる「木島平農業生産組合」(池田好充組合長)。村民から遊休農地を借りて耕作している。
ソバ作りは2009年に始め、当初は村内の飲食店に納めた。年々栽培面積が大きくなり、余るソバが出てきたため、昨年夏に活用策を検討した。
「日本人になじみがある」とかりんとうを作ることにし、飯山市内の食品加工会社に相談。同年秋に製品ができ、売り出した。
村が、つなぎにオヤマボクチ(ヤマゴボウ)を使うそばを「名水火口(めいすいぼくち)そば」と名付けて村の特産品としてPRしているため、商品名を「名水火口そば そばかりんとう」とした。
1袋110グラム入り、250円。昨年秋に作った800袋はことし1月に売り切れ、追加発注した。
村内と、姉妹都市の東京都調布市にある直売所で販売している。問い合わせは平日に同組合(電話0269・82・4610)へ。