御代田町の住民有志でつくる「まちづくり協議会みよた」は23日、「新そば交流会」を同町公民館で開いた=写真。4回目のことしは、会員が初めて同町塩野の遊休農地で栽培したソバを使用。町内外から600人ほどが訪れ、打ち立てのそばを味わったり、そば打ちを体験した。
近隣市町村のボランティアら19人がそばを打ち、一時は100人近くの行列ができるほどの盛況を見せた。同町塩野の主婦岩舘(いわたて)直子さんは「とてもおいしかった。手頃な値段で打ち立てを食べられ、来年も来たい」と話した。会場では、生そばやそば粉も販売した。
同協議会は3年前から、地元のそばを多くの人に知ってほしいと交流会を開催。ことしは県の地域発元気づくり支援金を受け、遊休農地30アールほどを借りて会員の農家らが耕し、ソバ約200キロを収穫した。
会長の味木(みき)美隆さん(75)=御代田町西軽井沢=は「町内の農業、商業、観光業の活性化のために、御代田のそばをブランドに育てて、将来的には都心へも発信したい」と話していた。