長野市信州新町の国道19号沿いにある「道の駅信州新町」内の信州新町地場産業振興市場で6日、初の「そば食い大会」が開かれた。同市場に出荷する農家でつくる施設利用組合が、観光誘客キャンペーン「2011信州新町イヤー」に合わせて企画。小学生以下の子ども、女性、男性の3部門に計39人が出場し、制限時間内で何皿のそばを食べたかを競った。
一列に並んだ出場者は、約100グラムが盛られた紙皿を手に取り、ちょこに入ったそばつゆにつけては急いで口に運んだ。見守る家族は「パパ頑張って!」などと声援。食べ終えた空の皿が次々に積み上がった。
男性の部の優勝は、制限時間5分で11皿を平らげた長野市柳原の会社員営田(つくた)正さん(54)。大食い大会に出場を試みてきたが、抽選漏れなどで10年以上出場できずにいた。優勝は初めてで、「まだ5、6皿はいけた。おいしかった」と笑顔で語った。
信州新町地区では、山あいの左右(そう)地区などでソバ栽培が盛ん。利用組合の中村尚夫組合長(81)は「大いに盛り上がった。市場に活気が出ると農家も張り合いが出る」と話していた。