下条村の農家などでつくる「下条ふるさとうまい会」が、村産ソバを使ったそば茶を村内の「道の駅信濃路下条」で販売している。20日は村民センターで試飲会を開き、会員や村職員らが香り高いそば茶を味わった=写真。
そば茶は、原料の供給を村そば組合に、加工は県外の業者に依頼。村産ソバだけを使うことにこだわり、価格は180グラムで600円。商品のラベルには「南信州下条産」と印刷した。試飲会で、同会理事長の古田昌可(まさよし)さん(69)は「冷やすとすっきり飲めて、暑い季節に最適」とPRしていた。
村によると、昨年の村内のソバ生産量は約19トン。荒廃地対策で栽培を農家に呼び掛けていることもあり、1998年の生産量(約5万トン)から4倍近くに増えている。