茅野市の街づくり組織「茅野TMO」の食開発部会は15日から、八ケ岳山ろく産のそば粉を使った軽食「そばガレット」の知名度アップに向けた初の「そばガレット祭り」を開く。メニューとして扱っている市内の6店で3月14日まで、100円引きで提供する。地元産のそば粉で作った寒ざらしそばが注目を集める中、同部会は「そばの多様な食べ方を知ってほしい」とPRしている。
ガレットはフランス・ブルターニュ地方の郷土料理で、そば粉を使った生地を焼き、その上に生ハムやチーズ、野菜、目玉焼きなどの具材を乗せて食べる。2006年に茅野TMOが地元の名物料理に-と商品化し、市内の8店で扱っている。今回の祭りには都合のついた6店が参加する。通常は800-900円で提供している。6店を紹介する地図入りチラシも作って各店で配布している。
そばガレットは、茅野市民館で昨年11月に開かれた「諏訪大社上社献納そば祭り」の試食コーナーでも提供した。訪れた人に好評だったものの、その際のアンケートではほとんどの人が「初めて食べた」と答えたことから、今回の祭りを企画した。そばガレットを食べて、アンケートに答えてくれた人に抽選で食事券を贈る。
五味一郎部会長(69)は「店によってはリピーターもいるが、宣伝が足りなかった。この機会に広くPRしたい」と話している。
問い合わせは、茅野商工会議所内のTMO事務局(電話0266・72・2800)へ。