塩尻市の大門公民館で23日、市民ら20人が新そばのそば打ち体験をした。信毎販売塩尻営業所が主催。参加者はそば粉を練ったり、延ばしたりと、慣れない作業に戸惑いながらも、「やっぱり香りが良いね」と新そばの風味を楽しんだ。
全日本素人そば打ち名人大会で優勝した経験を持つ赤羽章司さん(59)=塩尻市広丘堅石=の指導で、そば粉と水を混ぜる「水回し」から、そば包丁で生地を切る「切り」まで挑戦。参加者は太さを整えて切るのに苦労し、「見るのと、実際にやるのでは全然違う」との声が出ていた。
そばを打った後は全員で新そばを試食。同市塩尻町の斉藤義広さん(65)は「難しかったけれど最高に楽しかった。これからもそば打ちにも挑戦したい」と話していた。