阿南 赤ソバの花
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塩尻市宗賀本山でそば店を経営する住民グループ「本山そばの里企業組合」が22日、組合の耕作する畑でソバを脱穀した。「機械の熱で風味を損なわないよう」(花村芳宏理事長)木の棒でたたいて実を落とす昔ながらの手作業だ。新そばは、25、26日の同店「新そばまつり」から提供する。 作業には組合員10人余が参加。刈り取り後2週間ほど乾かしたソバの束をクルミの棒でたたき、「唐箕(とうみ)」を使って実とごみをより分けた。昨冬に製粉機などを店に導入し、栽培から手打ちまで一貫して手掛ける仕組みができたという。 この日は、13アールの畑から約130キロを収穫。店では1年に5トンの粉を使うため組合の畑だけでは賄えないが、すべて地元産を使っているという。組合員たちは「本山は『そば切り発祥の地』をうたっている。これからも伝統を守っていきたい」と話していた。
信州そば漫遊