阿智、清内路、平谷、根羽の下伊那郡西部4村にあるそば店や食堂16店は、一帯を「国道153号線南信州そば街道」として売りだそう―と近くPR活動を始める。第1弾の企画として来年1月1日から3月末まで、各店を紹介したパンフレットを持参した客に一部の料理を無料でサービスするなどのイベントを展開する。
4村の商工会は2005年に広域連携を開始。連携事業を話し合う中で、そば店の店主から「そば街道」が提案された。賛同した店主たちが中心となり、10月から準備を進めてきた。
パンフレットでは、参加16店の名物メニューなどのほか、店主たちを写真付きで紹介。イベント期間中は、コーヒーやそばまんじゅうの無料サービスなどの特典を9店で用意する。パンフレットは、飯田下伊那地方の観光案内所やスキー場に置くほか、年明けから西部地区に保養施設のある東海地方の企業にも売り込みを進めるという。
店主たちは今後も、地元でのソバ栽培や新メニューの共同開発などを進める予定だ。阿智村商工会の片桐義夫経営指導員は「行政主導ではなく、地元の人が一体となって進めており、活動に力がある。まずはパンフレットで、この地域のそば店を多くの人に知ってもらいたい」と話している。
問い合わせは阿智村商工会(電話0265・43・2241)へ。