茅野市内のソバ生産者とそば店などでつくる「茅野八ケ岳そば振興会議」は9日、新そばを振る舞う「諏訪大社上社献納そば祭り」を茅野市民館イベントスペースで開いた。地元産ソバの知名度を高める狙いで、昨年に続き2回目。大勢の市民がゆでたてのそばを楽しんだ。
手打ちの200食を含む計600食分を用意した。そばをゆでるテント前には、整理券を手にした人の長い列ができた。諏訪市四賀桑原から来た荻原忠雄さん(78)は「新そばの香りがよくておいしかった。八ケ岳のソバのいい宣伝になるのではないか」と話していた。
同会議は茅野市産ソバのブランド化を目指しており、7日は諏訪大社上社本宮(諏訪市)に新そばを献納。その味を多くの人に味わってもらおう-と祭りを開いた。小林一茶(ひとし)議長(71)は「ソバ生産地として茅野市の知名度はまだ低いが、おいしいそばを食べてもらうことでPRしていきたい」と話していた。