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大浴場を書店、蔵を醸造所に 浅間温泉のホテル改修へ
2019/01/09 11:11

 松本市浅間温泉の「ホテル小柳」が今月中旬から休業して施設改修に乗り出す。コミュニティーホテル「松本屋」に改称して早ければ秋にもリニューアルオープンする。大浴場を書店にし、使っていない蔵をシードル醸造所にする計画。学都・松本の歴史を踏まえ、地域に根差した食や文化の体験を通じて、知性や感性を育む新たな学びの場を提案したいとしている。

 1686年ごろ創業したとされる老舗。株式会社「自遊人(じゆうじん)」(新潟県南魚沼市)が昨年3月、運営会社を子会社化して経営を引き継いだ。

 1、2階の大浴場を書店に改修し、絵本や写真集を中心に1万冊以上を取りそろえて子どもから大人まで楽しめるようにする。くつろいで本を読めるスペースも設ける。

 醸造所では県産リンゴを材料に使い、子ども向けにりんごジュースも作る。9月に醸造免許を取得予定。宿泊客に提供したり、土産品として販売したりする構想だ。

 レストランの新設も予定する。宿泊客やレストランの予約客らに提供する料理のテーマは、地域の風土や歴史、文化を表現した「ローカル・ガストロノミー」。発酵食品やそばなどを使って信州の食文化を体験してもらう。

 総事業費は6億〜8億円。自遊人は人間らしい暮らしを提案する雑誌「自遊人」を発行。地域の魅力を再発見してもらう場として他に宿泊施設3軒を運営している。

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