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天然温泉の源泉かけ流し宣言 野沢温泉の24施設がPR
2007/05/27 10:48
野沢温泉村を代表する源泉「麻釜」。自然湧出の湯をそのまま提供する「かけ流し」の運動が始まった

 下高井郡野沢温泉村の24の宿泊施設などが「野沢温泉源泉かけ流しの会」を結成し、26日、自然湧出(ゆうしゅつ)の温泉を循環や加水などせずに提供する「源泉かけ流し宣言」をした。レジオネラ菌や“偽装”問題で温泉に厳しい目が注がれる中、科学的な調査に基づき、天然温泉をそのまま実感できる温泉地としてPRしていく。

 昨年10月から3カ月間、日本温泉総合研究所(東京)などが協力し、麻釜(おがま)をはじめ村内の代表的な源泉21カ所と、その湯を引いた13の外湯(共同浴場)、旅館や民宿の28施設を調査。源泉と施設内の湯口、浴そうで、湯中の電子量から「酸化系」か「還元系」か判断するORP(酸化還元電位)分析をした。

 天然温泉の源泉は一般に、肌に良いとされる還元系だが、空気接触や加水などで、酸化系との境界である「平衡系」に向けて老化(劣化)していく。その老化度を調べると、温泉に「新鮮さ」があるかが分かるという。

 調査の結果、多くの施設は老化度が低い還元系の湯を提供でき、利用客に肌の抗酸化効果が見られるなど、還元系に特長的な「アンチエイジング効果」も確認したという。結果が良くなかった宿も導管経路や湯舟を改良。外湯を管理する住民自治組織「野沢組」や同研究所も加わり、「かけ流しの会」を結成した。

 河野徳男会長(63)=大湯=は「野沢温泉の湯の良さをありのままに広め、本物志向の客を迎え入れていきたい」と話している。

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