縄文土器×現代アート 御代田で佐久の作家が企画展

2020/09/16 11:01
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 御代田町の浅間縄文ミュージアムは22日まで、佐久市のアーティスト中井伶美(れいみ)さん(32)の企画展「うづうず」を開いている。中井さんの作品と同館が所蔵する土器を組み合わせるなどした約10点が並び、中井さんは「現代アートと縄文土器の組み合わせを楽しんで」と話している。

 神奈川県出身の中井さんは東京芸大大学院(東京)で油絵を専攻し、昨年に修了。縄文文化や日本神話をモチーフに取り入れたり、小さなことが繰り返され大きなものにつながっていく「反復」をテーマにしたりした作品づくりに取り組んでいる。

 「貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)―蛭子(ひるこ)」は、乳幼児の骨を納めたと考えられている土器の上に、和紙を麻糸で縫うなどした布状の作品を重ねるように配置。古事記に登場する神のイザナギとイザナミに流された子「ヒルコ」が土器からはいだしてくる様子を表現した。

 砂で描いた渦巻き模様が波でかき消される映像では、古事記に出てくる神スサノオによる「循環と破壊」を表現。宮平遺跡(御代田町)出土の土器片と写真をちりばめた作品「記憶の堆積」も並ぶ。

 企画展は入場無料。午前9時半〜午後5時。問い合わせは同ミュージアム(電話0267・32・8922)へ。

写真説明:「貴種流離譚―蛭子」について説明する中井さん

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