古民家改修の宿、飯島でのんびり 移住の夫婦7月開業

2020/06/30 11:23
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 飯島町の石川景規(けいき)さん(33)、妙子さん(33)夫婦が7月7日、町内の古民家を改修した宿を開く。世界一周旅行をして膨らんだ「宿を営む」という夢をかなえようと、築約100年の古民家を3年かけ改修した。中央アルプスが見える大きな窓やモダンなソファがあり、1棟貸しでのんびり過ごす時間を提供する。

 景規さんは東京都、妙子さんは横浜市出身。カメラが趣味で知り合い、結婚。2人とも銀行員の仕事を辞め、500日間の世界一周新婚旅行に出た。

 アジアや欧州、中南米などを巡り、観光地も行ったが、最も印象に残ったのはグアテマラの田舎町の宿。何もない町だが居心地が良く、1カ月以上滞在した。帰国後に東京で民泊に取り組んだが、「観光拠点ではなく、その土地の生活を共有する宿にしたいと思った」と景規さん。知人のいた飯島町に移住した。

 移住前後に古民家を見つけて改修を始めた。最初は基礎部分が腐り、家がゆがんでいたため、工務店の力も借りて改修。すすけた梁(はり)や柱、土壁などをなるべく残しつつ、外国製の家具や暖炉を調和させた。キッチンもあるが、いろりで伊那谷産の食材をあぶったり、しゃぶしゃぶにしたりして食べる夕食も選べる。

 4月下旬の開業へ準備したが、新型コロナウイルスの影響で延期。妙子さんは「せわしない日常を離れ、リラックスをしに来てほしい」。町地域おこし協力隊員の3年間の任期を7月末で終える景規さんは「ここに来て、何もない日々もいいなと思ってもらえたら幸せ」と話す。ネットで予約を受け付けている。

写真説明:古民家を改修した宿をオープンする石川さん夫婦

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