ゆがみや傷も味わい…茶道具展 諏訪の美術館

2020/01/10 09:58
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 諏訪市のサンリツ服部美術館は、茶道具の造形美をテーマにした展示会「数寄(すき)のデザイン」を館内で開いている。ゆがみや傷が味わい深い特徴になっている茶わんや、安土桃山時代に流行した着物の柄を取り入れた器など54点を展示。昨年夏に初公開して好評だった「赤楽茶碗銘障子(あからくちゃわんめいしょうじ)」も展示している。

 江戸時代につくられた「瀬戸肩衝茶入銘木津屋(せとかたつきちゃいれめいきづや)」は、中国の茶入れの影響を受け、形は大ぶりでつぼの肩の部分が角張っている。うわぐすりが流れた跡や象牙のふたに入った傷が茶人に好まれたという。

 訪れた同市南町の両角悦子さん(56)は「現代の生活は形がきちんとした物に囲まれているので、不完全さがかえって面白い」と見入っていた。3月8日まで。大人千円、小中学生400円。祝日を除く月曜日と1月27〜30日は休館。

写真説明:ゆがみや傷が特徴の茶道具が並ぶ「数寄のデザイン」展

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