山本鼎の思い見つめる 上田で農民美術・児童自由画100年展

2019/12/01 09:53
ODEK2019120101270301.jpg

 「農民美術・児童自由画100年展」が30日、上田市立美術館で始まった。二つの運動が始まった大正時代から現代までの作品や関連資料を展示。提唱した上田市ゆかりの芸術家・山本鼎(かなえ)(1882~1946年)が運動に込めた思いや意義を見つめ、今後の可能性を考える。市、市教委、県農民美術連合会、神川・山本鼎の会でつくる実行委員会主催、信濃毎日新聞社共催。

 農民美術が全国に広まった大正から昭和初期にかけて各地で作られた木彫り人形を展示。信州はスキーをする人、鹿児島は西郷隆盛と、気候風土が表れている。

 2015年から開く「こっぱ人形」作り講座の修了生の作品や、上田市が舞台のアニメ映画「サマーウォーズ」のキャラクターを彫った作品なども。「農民美術がまた県内外に広がってほしい。これからを考えるヒントになればいい」と市立美術館学芸員の小笠原正さん(47)は語る。

 児童自由画の展示では、当時の絵や教科書が並ぶほか、運動に反対した教員や編集者らについても紹介している。

 来年2月24日まで。火曜と12月29日~1月3日休館。一般700円、高校・大学500円、小中学生300円。

写真説明:講座修了生が作ったこっぱ人形

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ