サマーウォーズに染まる夏 上田で記念事業続々

2019/07/11 11:06
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 「サマーウォーズ」の里をよろしくお願いしまぁぁぁすっ!!―。アニメ映画「サマーウォーズ」の公開10周年を記念した事業が上田市内各地で行われている。作品の舞台である上田に、「聖地巡礼」で訪れるファンや観光客をさらに増やしていく狙いで、地元の関係者はアニメツーリズムへの期待を高めている。

 登場人物やアバター(仮想空間での姿)が中心市街地ののぼり旗や上田電鉄別所線の車体、中づり広告にあしらわれた。同市大手2の市観光会館には、作品の場面と実際の風景を見比べられるパネルや、細田守監督、声を担当した神木隆之介さん、桜庭ななみさんのサインなどが並ぶ。

 都内から母親と観光会館を訪れた照井里代子さん(28)は「『サマーウォーズ』は好きだけれど、上田が舞台だとは知らなかった。これから意識して市内を巡ってみたい」と話していた。

 同会館など15カ所に2次元バーコード(QRコード)があり、デジタルスタンプラリーが行われている。各所を巡ってスマートフォンでデータを読み込み、条件をクリアすると、スマホの限定壁紙などがもらえ、細田監督のサイン入りポスターなども抽選で当たる。

 いずれも、信州上田観光協会や市などが映画公開10周年を機に設立した「信州上田『サマーウォーズ』実行委員会2019」が主催している。9月1日まで。

 市立美術館(サントミューゼ内)で開催中の「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界」では、「サマーウォーズ」の名物シーンを体験できるコーナーが人気だ。主人公のせりふ「よろしくお願いしまぁぁぁすっ!!」を叫んでボタンを押すと、映像などの仕掛けが稼働。ファンたちでにぎわっている。

 作品公開直後に市民有志が発足させた「信州上田サマーウォーズ実行委員会」も活動を強化する。今年も夏祭り「上田わっしょい」(7月27日)にファンらが仮装する「サマーウォーズ連」が繰り出すほか、前日には全国から集まるファンのミーティングを例年より大幅に拡充して開催。28日には上田映劇で無料上映会を開く。

 池松勇樹委員長(38)は「上田が『サマーウォーズ』の舞台であることをリアルに感じてもらえる絶好の機会」と話している。

写真説明:登場人物やアバターがあしらわれた上田電鉄別所線の車両

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