東ティモールの絵画展 東京五輪ホストタウンの伊那で

2019/05/15 11:38
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 2020年東京五輪・パラリンピックで、東ティモールの選手らと交流するホストタウンに登録されている伊那市で14日、「東ティモール絵画展」が始まった。首都ディリにある教育施設に通う14〜30歳の男女20人が描いた水彩画20点を、市役所1階ロビーに24日まで展示している。

 教育施設は同国の首相夫人が運営。100人ほどが言語やコンピューターを学んでいる。伊那市高遠町出身で日本東ティモール協会(東京)会長の北原巌男(いわお)さん(71)が首相夫人と親交があり「東ティモールの今を伝えて」と水彩画の制作を依頼。20人は初めて絵を描いた人も多く、同国の象徴とされるワニや、街や海辺の風景、現地の教会や花などを思い思いに表現した。伝統的な織物「タイス」や首相夫人のメッセージも並ぶ。

 同国は02年にインドネシアの支配から独立。北原さんによると、児童たちは家業を手伝ったり、弟や妹の面倒を見たりするために6年制の小学校に平均して12年通うという。主な産業がまだなく海外への出稼ぎ労働者も多い。今後は若者の来日も予想されるといい「伊那の人が東ティモールを身近に感じる機会になればうれしい」と話している。

写真説明:東ティモールの14〜30歳の男女が描いた水彩画20点が並ぶ会場

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