かっぱとの縁も楽しい… 駒ケ根で「井月遺墨展」

2019/02/16 10:53

 駒ケ根市下平の「おもしろかっぱ館」は16日から、伊那谷を漂泊した俳人、井上井月(せいげつ)直筆の句を展示する「井月遺墨展」を開く。地域のかっぱ伝説に登場する実在の奉行の子孫が井月と親しかった縁があり、初めて企画。井月が出入りしていた近くの旧家などで保管する作品10点ほどを並べる。同日午後1時から、同市東伊那での井月の足跡を紹介する講座もある。

 伝説では1789(寛政元)年、旧高遠藩奉行の中村新六がかっぱに痛風薬の作り方を教わった。東伊那の中村家では明治初期、越後に帰郷しようとする井月の送別会を開き、子どもの誕生を祝う句が井月から贈られた。講座では、東伊那の句碑などから足跡をたどる。

 会場には井月が出入りした同市中沢の下島家に残る作品などを並べ、地域の関わりを示す。林九八館長(69)は「伝説を楽しむ余裕は俳句を詠む余裕に通じる。井月が愛した豊かな地域の文化を見直して」と話している。展示は24日まで。入館料は高校生以上200円、小中学生100円。

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