山ノ内の規格外リンゴでアイス 埼玉の市場開発、町で販売

2019/02/02 12:11
ODEK2019020201113701.jpg

 山ノ内町総合開発公社が今冬、町内産の規格外リンゴを材料にしたアイスキャンデーを町内で売り始めた。商品は埼玉県熊谷市の熊谷青果市場が加工。同市場は約30年前から、通常の出荷ルートに乗りにくい町内産規格外リンゴを買い取っており、公社は恩返しの意味があるとしている。

 市場は1988(昭和63)年から、軸の部分から割れた物などの規格外リンゴを年600〜700トンほど同町から仕入れ、生食用や加工して販売している。昨年9月の台風21号で傷が付いたリンゴも受け入れたという。

 市場は、農産物を有効活用しようとアイスを開発、「ふるべる」というブランド名で、2017年から場内で売っている。人工甘味料や合成着色料を使わないのが特徴で好評という。熊谷市は昨夏に国内観測史上最高の気温41・1度を記録するなど「日本一暑い町」と知られ、市場の新井勇次常務は「暑い町のアイスを山ノ内で楽しんでほしい」。

 山ノ内町内で販売しているのは、道の駅「北信州やまのうち」や湯田中駅前の入浴施設「楓(かえで)の湯」。同町と同市は15年に災害時の相互応援協定を結び、毎夏、志賀高原で貯蔵した雪を市の祭り会場に運ぶなど交流している。公社の下田裕一事務局長は「アイスを味わい、過去の交流を思い返してほしい」と話す。

 同町では当面、サンふじを使った「アイスミルク」と「シロップ」の2種類のアイスキャンデーを扱い、1本300円(税込み)。市場では、町内産リンゴのシナノスイート、ぐんま名月のほか、ブルーベリー、枝豆を材料にした品がある。

写真説明:埼玉県の青果市場が加工したアイスキャンデー。包装で志賀高原もアピールする=山ノ内町

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ