ペザントアートで「ほっと」して 原村で130点展示

2019/01/12 11:12
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 原村の八ケ岳美術館は、山梨県北杜市の木彫工芸家、山本俊男さん(78)の作品を集めた企画展「ペザントアートの世界」を開いている。ブドウや野草などの彫刻を施した椅子、皿、スプーンなど日用品130点余を展示。山本さんは「造形美や職人の技を感じてほしい」と話している。

 ペザントアートは、中世以降に欧州の農民が手作りして使った木製の家具や小物の総称だ。山本さんは、日本のペザントアートの元祖とされる林二郎さん(1895〜1996年)に16歳で弟子入り。別の仏像彫刻家にも師事し、デザイン性と使いやすさを両立させる技術を磨いた。

 会場には、意匠を凝らした背もたれ付きの椅子や騎馬兵をあしらった洋服棚、洋風まな板なども並ぶ。椅子は座り心地を体感できる。落ち着いた色合いと丸みを帯びた造形が持ち味で、山本さんは「存在を主張し過ぎない、ほっとする作品」と話している。

 3月31日までの午前9時〜午後5時。入館料510円(小中学生250円)。2月23日午後1時半から山本さんのギャラリートークがある。問い合わせは同館(電話0266・74・2701)へ。

写真説明:野草などを彫刻した椅子や皿、まな板などが並ぶ企画展「ペザントアートの世界」

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