地元リンゴでパイ作り 長野・信更に菓子製造施設

2018/12/20 10:10
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 長野市信更地区の住民有志26人でつくるグループ「りんごの里信更」は19日、地区内に菓子製造施設「あっぷる工房」を開いた。規格外のリンゴを材料にアップルパイを作る。市西部の山あいに広がる信更の魅力を特産のリンゴを生かして発信しようと3年ほど前から計画。地域の盛り上げを図ろうとしている。

 グループは2016年4月に設立。会長の石坂妙子さん(68)によると、これまで地区内の農家では、大き過ぎたり傷ついたりして出荷できないリンゴはジュース向けに回すか廃棄することが多かった。「味や糖度は変わらないのに、もったいない」と着目した。

 アップルパイは直径18センチ(千円)と13センチ(400円)の丸い形の2種類の他、長さ10センチほどで葉っぱをイメージした形(150円)を販売する。材料のリンゴは農家から買い取り、グループが地区内で管理する畑からも調達する。工房責任者の西村泰子さん(65)によると、時季によって使う品種も変わるため「リンゴ本来の甘みが出るようにシンプルな味にした」。砂糖の量も控えめにした。

 工房は広さ40平方メートルほどで、オーブンや大型冷蔵庫を備える。総事業費は約500万円で、住民や会員の出資の他、県の地域発元気づくり支援金を充てた。メンバーが週5日、アップルパイの製造や販売を担い、菓子作りの講習会などで住民らにも開放する計画。パイを作るのは12月〜翌5月の半年間。夏季はリンゴを使ったケーキやパンの製造や販売も検討する。

 「信更の新たな交流拠点になるといい」と石坂さん。アップルパイは市内の道の駅信州新町やAコープ2店でも販売。工房では予約を受けて販売する。問い合わせは、あっぷる工房(電話026・214・8311)へ。

写真説明:工房内でアップルパイを手にする「りんごの里信更」の会員ら

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