高遠石工の「生きざま」写す 伊那で写真展

2018/12/09 10:17
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 江戸時代に旧高遠藩(伊那市高遠町)から全国に出向き石仏などを仕上げた「高遠石工(いしく)」の作品をテーマに、飯田市の写真家宮島功さん(78)が撮影した写真展が8日、伊那市創造館で始まった。撮影歴約40年の宮島さんは「活動の集大成に」と、昨年から石工の中でも名工とされる守屋貞治(さだじ)(1765〜1832年)の石仏を撮影。写真展では伊那谷の石仏を中心にパネル約60点を年代順に並べた。

 貞治の彫りの技術はもちろん、「生きざま」にも強く引かれたという宮島さん。早くに家族を亡くし、仏門に入った経験のある貞治の作品の表情からは、「慈悲の心や温かさが伝わってくる」という。今年4月に飯田市で展示した際、貞治の古里・伊那市での開催を勧められ、実現した。

 宮島さんは「石仏を撮りに行くと『よく来たな』と言ってもらえる気がする。石仏の表情をよく見てもらえたらいい」と話している。

 来年1月14日まで。午前10時〜午後5時。毎週火曜と28日〜1月3日は休館。入場無料。

写真説明:展示された写真を紹介する宮島さん=8日、伊那市

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