怪談・奇談、北斎の読本挿絵展 小布施の北斎館

2018/12/05 11:19
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 江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の作品を収蔵展示する北斎館(小布施町)は、怪談や奇談の読本挿絵を紹介する企画展「アッと驚く読本挿絵の世界」(信濃毎日新聞社共催)を開いている=写真。独特な構図で描かれたおどろおどろしい雰囲気の挿絵40点が並ぶ。

 風景画や美人画だけではない北斎の作品を知ってもらおうと企画。曲亭馬琴の「新累解脱(しんかさねげだつ)物語」、柳亭種彦の「霜夜星(しもよのほし)」など3作品の挿絵を展示した。「新累―」では、夫の暴力に耐えかねた登場人物「すけ」が川辺に立つ場面で水面に人だまを描き、その後に夫と娘が舟で川を渡る場面では、ヤナギの木の下にすけを薄く描いて怨霊となったことを表現している。

 北斎館によると、いずれも北斎が40代の作品で、精力的に挿絵を手掛けていた頃という。学芸員の荒井美礼さん(29)は「葉の動きや空気感も描き込み、不気味な場面を表している」と話す。

 来年1月27日まで。午前9時〜午後5時。大人千円、高校生700円。問い合わせは北斎館(電話026・247・5206)へ。

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