「辻が花染」工程を紹介 神奈川の写真家、岡谷で展示

2018/11/30 12:04
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 「シルク」をテーマにしている神奈川県鎌倉市の写真家、米山悦朗さん(83)の作品展が29日、岡谷市立岡谷蚕糸博物館で始まった。同館では6回目の作品展で、室町時代から江戸時代初期にかけて栄えた染色技法「辻が花染」を取り入れて絹織物を染める工程を写真12点で紹介している。

 米山さんは、織物産業が集積する新潟県十日町市を蚕糸博物館から紹介され、撮影に出向いた。同館によると、辻が花染は絞り染めを主体に筆で色を付ける。米山さんは、のりで防染する友禅と、辻が花染を融合した染めに取り組む工房で撮影。のりを塗る作業や、はけや筆で色を付けたり、染め上がった生地を絞ったりする工程を作品にした。

 米山さんは、総合商社を退職した20年ほど前に撮影を始めた。飯田下伊那地方で養蚕農家が減っていることを知り、養蚕の撮影を始めた。4年ほど前に蚕糸博物館を訪れたことをきっかけに、写真展を開くようになったという。

 米山さんは「シルクに関係する技術や伝統をこれからも記録して伝えていきたい」と話している。展示は来年3月31日まで。

写真説明:辻が花染に取り組む工房で撮影した写真と米山さん

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