長野市街地で初めて開いている「善光寺表参道イルミネーション」で、市などの実行委員会が、寒さをしのぎながら催しに足を運んでもらおうと、オリジナルのネックウオーマーを販売している。市内の専門学校「岡学園トータルデザインアカデミー」デザインビジネス科1年の内匠(たくみ)春香さん(18)がデザインを担当。夜でも映えるよう、色鮮やかに仕立てた。
「牛に引かれて善光寺参り」の故事や、寺の山門(三門)の額に記された「善光寺」の文字の中にハトが図案化されていることなどにちなみ、牛やハトの絵をあしらった。県特産のリンゴや、ハスの花なども随所に配した。ピンクを中心に「明るい配色を意識した」と内匠さん。
大きさは縦50センチ、横25センチ。筒状で、伸縮性のある布で作られているため、首元に巻いたり、髪を束ねるヘアバンドにしたりと、さまざまに使える。スペインの服飾ブランド「バフ」に製作を依頼。実行委は、外国人観光客や若い女性をターゲットに「ファッションの一部として取り入れてもらえたらいい」とする。
限定200枚。税込み2700円。JR長野駅構内にある市観光情報センターなどで販売している。
写真説明:デザインしたネックウオーマーをPRする内匠さん