天領と明治維新紹介の特別展示 中野の山田家資料館

2018/11/10 12:10
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 中野市江部の「(仮称)山田家資料館」は10日から、明治維新から150年の節目として、特別展示「私たちのむらの幕末・維新―天朝御料150年―」を始める。中野市は江戸時代、幕府直轄の天領で代官所「中野陣屋」が置かれていた。代官が新政府についての情報収集に追われる姿など展示した書簡やパネルからは、藩とは異なる天領ならではの混乱ぶりが見られる。

 代官は、1868(慶応4)年1月の「鳥羽伏見の戦い」直後の同年2月、新政府先鋒隊の一つ「赤報隊」の相楽総三隊長が拠点を置いた下諏訪町まで役人らを派遣。山田家の11代山田荘左衛門も派遣された一人で、展示では、派遣行程表や、途中の坂城町で先鋒隊員の一人に年貢減免の新政府の方針を確かめた際の書簡などを並べた。

 明治となって混乱が続いた2年間も、結局は減免なく年貢を納めたことを示す証書なども展示。幕府と新政府のどちらにどれほどの年貢を納めればよいか、混乱に巻き込まれた当時の役人や農民の姿がうかがえる。

 他に、黒船で来航したペリー提督の肖像など天領だからこそ伝わったとされる資料もある。18日までの午前10時〜午後4時。無料で公開している。

写真説明:明治維新での混乱を示す書簡を並べた特別展

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