幻のチョウ、佐久で標本公開 県内初、24日講演会も

2018/11/06 10:23
ODEK2018110601076501.jpg

 2011年にブータンで約80年ぶりに発見された幻のチョウ「ブータンシボリアゲハ」の標本が26日まで、佐久市の平尾山公園・佐久平ハイウェイオアシス「パラダ」内の昆虫体験学習館で公開されている。日本に二つしかない標本の一つで、県内では初の展示。24日は発見当時の現地調査に参加した研究者の講演会も行う。

 ブータンシボリアゲハは、アゲハチョウ科に属し、羽を広げた大きさは12センチほど。黒地に淡い黄色の筋が何本も走り、大きな赤色の模様があるのが特徴。1930年初頭に英国人探検家が発見し、以降は情報が途絶えていた。

 11年に日本の研究者とブータン政府の共同調査隊が同国東部で発見し5匹を採集。うち2匹の標本が、東京大総合研究博物館と進化生物学研究所(東京)に寄贈された。調査隊と交流があった同学習館の金子順一郎館長が同研究所へ依頼し、展示が実現した。

 会場には、ブータンシボリアゲハの近縁種で中国やタイなどに生息するチョウの標本も並ぶ。講演会は午後1時半から。同研究所主任研究員の山口就平さんが現地調査の際の体験などを話す。

 入場料は大人200円、中学生以下100円。問い合わせは同学習館(電話0267・68・1111)へ。

写真説明:館内の一角に展示されたブータンシボリアゲハの標本(右)と標本を納めていた箱

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ