閉館前の姿のまま特別開館 上田の信濃デッサン館

2018/08/10 11:34
ODEK2018081001035001.jpg

 今春閉館した上田市前山の信濃デッサン館が、20日まで特別開館している。近くの戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主でもある窪島誠一郎さん(76)が、1979(昭和54)年に市内で初めて建てた美術館。急な閉館だったので、作品を見たくても見られなかった人がいるだろう―と当初から考えていたという。

 信濃デッサン館は、村山槐多(かいた)(1896〜1919年)をはじめ夭折(ようせつ)画家らの作品を展示、保存してきた。取り組みへの評価は高かったが、来館者減少などで経営難になり、3月に事実上の閉館「無期限休館」を発表した。無言館の経営を圧迫しないための苦渋の決断だったという。

 特別開館は、夏休みの帰省などに合わせた企画で、閉館前の姿のまま公開している。千葉県船橋市の会社員女性(62)は春の閉館を知らず、偶然訪ねたら特別開館していた。9月にも知人らと訪ねる予定だったといい「運が良かった。帰ったらどんな場所だったか紹介したい」と話した。

写真説明:20日まで特別開館している信濃デッサン館

北陸と信州・長野、新潟の観光情報が満載! 北陸・信越観光ナビ