野沢温泉「夕陽百選」見晴らし台 10月限定でバス運行

2014/09/30 12:57
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 下高井郡野沢温泉村の旅館でつくる野沢温泉旅館組合は、同村上ノ平高原の「見晴らし台」からの夕焼けを楽しむバスを、10月限定で運行する。見晴らし台はNPO法人「日本列島夕陽と朝日の郷(さと)づくり協会」(兵庫県)の「日本の夕陽百選」に選ばれており、同組合は「10月は夕日が最も映える」とPRし、観光資源の一つとしたい考えだ。

 29日夕方、関係者約20人が現場を視察した。見晴らし台は村中心部から車で30分ほどの標高千メートルほどの場所にあり、北信地方の山々や千曲川、村中心部を一望できる。この日は雲がかかって夕日が山に沈む様子が十分見られなかったが、参加者は「いい観光スポットになる」と話していた。見晴らし台近くはススキが茂り、10月中旬ごろから周囲のブナ林が黄色に染まる。

 夕焼けバスにはボランティアガイドが同乗し、村の名所や歴史を紹介する。道中には「故郷(ふるさと)」「朧月夜(おぼろづきよ)」などの唱歌を作詞した国文学者高野辰之(1876〜1947年)の墓もある。片桐恵理組合長(53)は「村には『故郷』にふさわしい風景が広がっている。高野博士もこんな夕日を見ながら作詞したのでしょうか」と話していた。

 同NPOによると、夕日百選は天然の観光資源を地域活性化に生かしてほしいと選定。野沢温泉村は「日本で数少ない山の夕日」と評価されている。県内では志賀高原の横手山も選ばれている。

 夕焼けバスは10月2〜30日の火、木、土曜日と12日の日曜日の夕方、温泉街の真湯(しんゆ)バス停発着で運行する。料金は大人800円、小学生400円。要予約。問い合わせは野沢温泉旅館組合(電話0269・85・2056)へ。

写真説明:北信地方の山や千曲川が一望できる野沢温泉村の見晴らし台

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