漫画で見る中国引き揚げ 赤塚不二夫さんらの作品展示

2014/09/14 14:45
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 小県郡青木村の村郷土美術館で企画展「中国引揚げ漫画家たちの少年たちの記憶展」が、23日まで開かれている。故赤塚不二夫さん、ちばてつやさん、林静一さんら12人の漫画家が描いた引き揚げ前後の様子の漫画54点を展示。13日は、3歳の時に引き揚げた経験がある桜田義文館長(71)が作品を解説しながら歩くギャラリーツアーがあった。

 桜田館長が昨年、漫画家たちが描いた引き揚げの様子を本にした関係者に出会ったことがきっかけで企画した。赤塚さんの作品は、子どもだった自分、母、きょうだいが旧満州(中国東北部)の奉天駅を目指し、はぐれないよう互いの手などをつないで歩いた様子などが描かれている。

 桜田館長は「漫画は割とけろっとしているが、終戦時に5~10歳の人が多く、子どもの記憶という面があると思う」「中国では内戦が始まっていて、室内に銃弾が飛び込んでくることもあったと親から聞いた」などと説明した。来場した自営業西山智彦さん(62)=上田市=は「引き揚げ体験者が作品を説明するとすっと頭に入ってきた。貴重な経験ができた」と話した。

 午前9時~午後4時半。入館料は大人200円、高校・大学生150円、子ども100円。14日午後2時から国立音楽大卒業生による合唱団のコンサート、20日午後1時半から旧満州から引き揚げた同美術館スタッフによるギャラリーツアーがある。問い合わせは同美術館(電話0268・49・3838)へ。

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