「仮面の女神」お待たせ帰郷 茅野で6月14日から特別展

2014/05/29 11:15
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 茅野市の市尖石縄文考古館は、同市出土の縄文土偶「仮面の女神」の特別展を6月14日から同館で開くことを決めた。今年3月に国宝指定の答申を受けて以来、地元での公開は初めて。「縄文のお母さん」と題し、市内で出土した縄文土偶50体以上とともにお披露目する計画だ。

 仮面の女神は、縄文時代後期前半(約4千年前)の土偶で、逆三角形の仮面を着けた顔や妊娠を示すような腹の膨らみが特徴。1995年に国宝に指定された「縄文のビーナス」を含め、茅野市出土の縄文土偶の多くが妊娠した女性のような姿をしていることから、縄文時代の「母性像」に迫る企画を考えた。

 仮面の女神は、国宝指定答申後、東京国立博物館の「新指定国宝・重要文化財展」で5月11日まで展示された。27日に尖石縄文考古館に戻り、温度や湿度が管理された収蔵庫で館内の空気に慣らしている状態という。28日、同館の守矢昌文館長が市教育委員会に特別展開催を説明した。

 展示は10月13日までで、6月14〜25日は入場無料にする方針。守矢館長は「縄文人が土偶に込めた思いを感じてほしい」と話している。

写真説明:茅野市尖石縄文考古館が特別展を開く縄文土偶「仮面の女神」=4月、東京国立博物館

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