売木のたかきびまんじゅう 復活1年で大人気

2014/05/20 11:10
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 売木村の地域おこし協力隊員、能見(のうみ)奈津子さん(29)=兵庫県朝来市出身=が、村内でかつて作られた「たかきびまんじゅう」を復活させて1年がたった。村の土産物として定着を目指し、村観光施設「うるぎふるさと館」や、村温泉施設「こまどりの湯」隣接の空き店舗を使い販売してきたが、手作りのため生産が追い付かない状況だ。能見さんは、機械を利用して生産の効率化を図り、より多くの村内外の観光客らに売り込みたい―と意気込んでいる。

 たかきびまんじゅうは小豆あんを村の特産品「うるぎ米」の米粉と雑穀の一種タカキビで作った皮で包んだ菓子。サクラ色の皮ともちもちした食感が特徴だ。村内の女性有志でつくるグループが開発して村内で販売していたが、高齢化で作り手がいなくなり、10年ほど前に生産が終了。「幻のおまんじゅう」となった名物を使って地域を活性化させようと考えた能見さんが昨年、まんじゅうの考案者から指導を受けて復活させた。

 まんじゅうは1個130円、6個入り780円。昨年5月3日の販売開始から同年中に9450個、122万8500円を売り上げた。2013年度の県の「地域発元気づくり支援金」に選ばれ、補助金87万8千円を販売促進のためまんじゅうの箱や包装紙、のぼり旗などの作成に使い、タカキビの実から皮を取り除く機械の購入費にも充てた。今年4月からは贈答用としてまんじゅう10個が箱詰されたセットの販売も始めた。

 現在は能見さんや村内の有志らが1回で200個、週2、3回ほどのペースで手作りしており、売り切れて店頭販売できないことがある。能見さんは、生産効率を上げるために生地やあんこをこねる機械を村から借りることを検討中。アルバイトを雇って作り手の拡充も図る予定だ。能見さんは「昔から作ってきた思いを受け継いで復活させたので、1日でも長く村の特産品として存続させたい」と話している。

写真説明:店頭販売しながら調理する能見さん(右)

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