栄村のお年寄り笑顔満開 絵手紙美術館で企画展

2014/05/15 11:19
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 栄村北信の山路智恵絵手紙美術館で、本年度の企画展「長寿の花を咲かせましょ」が開かれている。館長の絵手紙作家山路さん(33)=東京都三鷹市=が昨年、村内を回って、85歳以上のお年寄り28人を描いた作品などを展示した。14日は、同館にモデルになった高齢者を招いて昼食を囲み、楽しく過ごした。

 企画展では約70点を展示。村に伝わるわら細工「ねこつぐら」を作る男性や、ハエたたきを持つ女性などが描かれている。作品には「無口な想(おも)いが指先から伝わっていくよねこつぐらに手仕事の温もり」といった言葉を添えてある。お年寄りを描いた作品のほか、トマトの収穫風景や猫を描いたものもある。

 山路さんは昨年春、館長に就いた。村に元気なお年寄りが多いことから、「村の魅力の一つは温かい人。生き生きした生活を描いて村の良さを伝えたい」と考えた。春から秋にかけて村内のお年寄りを訪ねてスケッチし、作品に仕上げた。

 山路さんはお年寄りとの会話を通じて、お茶飲みの習慣や畑仕事が元気の秘訣(ひけつ)になっていると感じ、「似顔絵というよりも、その人から学んだことを描きたかった」と話している。

 この日はモデルになった人のうち、15人が来館した。同村志久見の石沢チエさん(87)はお茶を飲んでいる姿を描いてもらい、「隣近所で集まってお茶飲みするのが日課なの」との言葉がつづられている。石沢さんは「絵のモデルになったのは初めて。恥ずかしいけどよく描いてもらった」と喜んでいた。

 企画展は、今季の営業が終了する11月末まで。祝日を除く火曜休館。入館料は一般800円、小学生から高校生は400円。

写真説明:モデルとなったお年寄りと話す山路さん(左)

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