花と虫の共存関係学んで 佐久・昆虫体験学習館で企画展

2014/05/13 11:05
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 佐久市平尾山公園内にある昆虫体験学習館で7月6日まで、春の特別企画展「花と虫展」が開かれている。共存する特殊な形状の花と虫や、体を花に似せて餌を取る虫といった珍しい標本や解説パネルが並んでいる。

 アフリカ大陸東のマダガスカル島の固有種でランの1種アングレカムは、虫によって花粉が運ばれて受粉する虫媒花(ちゅうばいか)だが、花の蜜をためている管状の距(きょ)という部分が25センチ以上ある。普通の虫は蜜を吸うことができず、キサントパンスズメガという長い吻(ふん)(口)を持ったガだけが、受粉を助ける。互いに影響を及ぼし合いながら進化する「共進化」という現象の例で、会場には、キサントパンスズメガの標本が展示されている。

 東南アジアに生息し、体色が白やピンクのハナカマキリも標本がある。ランが群生している中に花になりすまして潜み、ランに近づいた虫を食べる。同館解説員の井出勝久さん(70)は「不思議で面白い自然を多くの人に見てもらいたい」と話している。

 午前9時半~午後5時。大人200円、中学生以下100円。3歳以下は無料。問い合わせは同館(電話0267・68・1111)へ。

写真説明:アングレカムの複製品とキサントパンスズメガの展示コーナーを示す井出さん

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